「経済学」 にだまされるな!
感想 nobuoka.icon
ほんまか? って思うような点も多い
客観的事実を実験と分析で立証するわけではない
同じ状況を分析しても、解釈の違いが生じる
市場を信頼し、市場には経済活動を調整する力があるとみなす
1950 〜 80 年は価格と市場の統制と成長の果実の分配というケインズ的な考えが主流だった
1980 年以降は新古典派経済学に触発された新自由主義的な考え家が優勢
労働市場を柔軟にした国は繁栄? → 貧困層の境遇は改善されていない
フランスの例
1972 年に臨時雇い (パートタイムの雇用) を認める
→ どの世代も前の世代より不安定
国は死なないし差し押さえも受けない
資産を考慮に入れずに債務だけ問題にするのも愚か
家計でいうと、年収の 6 倍ぐらいのローンで家を買う人もいる
年収と債務残高という時間軸の異なる 2 つのものを比べるのは無意味
地球温暖化対策が叫ばれているが、国による意欲的な介入はなく、市場活動を促進するのみ 正面から取り組むと、大手石油会社の利益や、それらの会社に莫大なお金を貸している大手銀行の利益を損なうため
現代の大富豪の成功は個人の資質によるものと言われたりするが、環境の影響が大きい